忙しい人のための「香港の歴史」

今日の講義は香港の歴史についてでした。

今香港はデモで大変なことになっていますね!

講義はそんな香港の歴史から、世界経済の話にジャンプしていきました笑

ちょっと香港の歴史だけサラッと見ていきましょうか!

まず香港島がイギリスに奪われたのが1842年。
高校生の頃だれもが習ったであろう戦争「アヘン戦争」。
そしてその講和条約「南京条約」です。これがなかなかにひどい条約。

例えるならのび太とジャイアンぐらいの理不尽さ

インドとイギリスと中国の三角貿易で、当時の清朝には大量にアヘンが流入して来てたんです。アヘンはやばい麻薬です。
脳がヘロヘロになっちゃうらしいです。

そのアヘンにみんなハマって、中国人みんなヘロヘロになっちゃったので、清朝政府はこりゃいかん!とアヘンの輸入を無理やり全面禁止!!

そしたらそれにイギリスは大激怒!!!
「おれの酒が飲めねぇのか」と言わんばかり。もっとアヘンで荒稼ぎしたかったんだもん!と言ってブチギレ。
そして全面戦争。

結果はもちろん、、、
イギリスが清をフルボッコにして終わりました。

あの清のジャンク船が吹き飛ばされる絵は誰もが見たことあるのではないでしょうか。

ボッコボコです。

Destroying Chinese war junks, by E. Duncan (1843).jpg

それで強烈な不平等条約「南京条約」が結ばれました。
内容はサラッと。こんなかんじ

 1.香港島割譲
 2.賠償金2,100万$を四年分割で支払う
 3.広州、福州、廈門、寧波、上海の5港開港
 4.公行の廃止による貿易完全自由化
(Wikipedia 南京条約 より引用

でてきました、香港島割譲です。
このときに香港島はイギリスのものになったんですね~

そして香港は香港島だけじゃありません。九龍と新界があります。

Hong Kong New Territories.svg

緑が新界で、島が香港島、残りの白が九龍です。

その九龍がイギリスにぶん取られたのは1860年、そう「アロー戦争」です。
戦争したいイギリスが難癖つけて始めました。

アロー号事件というのがあって、イギリス国籍を名乗る船を清が検査して、そのときに乗組員を逮捕しちゃったんですね。

そしたら「これはイギリスに対する侮辱だ!」といってイギリスがブチギレたんです。

そして全面戦争。

まじで難癖つけてって感じですね。
これにうまい汁を吸えそうだと思ったフランスも加わり、
 英仏連合軍 VS  清
というなんとも厳しすぎる戦い

サッカーだと、ブラジルドイツオールスターチーム対日本みたいな感じでしょうかね。

当然清はボコボコにされます。

そのとき清がしぶしぶ結ばされたのが「北京条約」。

帝国主義のど真ん中。ザ・列強支配って感じがしますね。

これのときに九龍がイギリスのものになりました。

僕はこの前香港に行きましたが、九龍めちゃくちゃ楽しいです。
みんなが旅行でいくのは香港島と九龍ですね。
食べ物がとにかくおいしい。

で、あとは新界です。香港のベッドタウン。

これはどうなったかというと、、、

ノリと勢いと脅しでぶん取られましたw

戦争したとかじゃなくて、恐喝に近いです。カツアゲ的なw


具体的には1898年の展拓香港界址専条( てんたくホンコンかいしせんじょう )という清とイギリスの不平等条約です。

どんな言い分かというと

「香港を防衛したいから、新界もおれらによこせ」って感じです。

香港の防衛の名のものとに99年間、イギリスが借りることになったんです。
もうこれは言いがかりとしか言えません。マジでジャイアン!

そして怖くて断れないのび太くん、、、
もう何度もボコボコにされてるんでね。

断ったらどうせまた言いがかりつけて戦争起こされて奪われます。
ならおとなしく渡しとこう、、、、
99年だけだからなッ!(泣)

そして99年間イギリスが統治したあと、1997年7月1日に香港は中華人民共和国に返還されました。

めでたしめでたし、、、とはいかず

現在の香港の大規模デモになってるわけですね~

そもそも1997年の返還がもうやばかったんです。
中国はご存知の通り、ガッチガチの規制国家です。

ネットの規制、言論の統制、共産党による一党支配、などまあ民主的とは言えません。

中国ではYoutubeも見れないし、LINEもインスタもTwitterもFacebookも使えないんですけど、みなさん生きていけますかね?笑
あ、もちろんグーグルもだめなんで、「ググれ」ません。

なのでまあ、社会主義国の中国に、資本主義の香港をいきなり入れたら大変面倒なことになるので、当然「ちょっと待とうか」ってなります。

それが一国二制度というやつで、2047年まで香港は香港特別行政地区として自治を与えられることになりました。

タイムリミットは50年。長いと見るか短いと見るかはあなたしだい。
なので香港は今も資本主義システムを維持してるんですね~

中国の通貨は「元」ですが、香港の通貨は「香港ドル」です。
HKDって表記されます。
ちなみにマカオでも香港ドルが使われています。
僕はポーカープレイヤーなのでマカオで香港ドルをがっつり稼いできました。
これはただの自慢です笑

香港の完全復帰へのタイムリミットは刻々と迫っています。
それで中国は次第に香港への圧力を高めていくわけですね。

そんな中で今回の「逃亡犯条例改正」です。
これに香港の人は猛反発!!

逃亡犯条例が改正されると香港で捕まった容疑者を中国本土に連れて行くことが可能になります。

共産党の支配下で理不尽な司法がまかり通る中国なんて信用できるかー!ということで、香港人はこんなのめちゃくちゃ嫌なわけです。

そして「超大規模デモ」

「逃亡犯条例は廃案」香港政府 学生らの抗議拡大 
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46445760S9A620C1MM8000/

うおーーーーこんなの許せるかー

ということで熱気は高まり、デモは拡200万人にまで大し、改正の延期がなされました。

しかし完全廃止を求めて、いまもデモは続いています。

以上がものすごくおおざっぱな、忙しい人のための香港の歴史です。